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建通新聞社(静岡)
2019/04/01

【静岡】静岡県静岡市が道の駅整備を検討 6方向が候補

 静岡市は、道の駅整備へ向けて検討委員会(座長・西野勝明静岡県立大学特任教授)を設置して基本構想策定業務策定作業を進めており、2019年度内にも取りまとめたい考えでいる。7路線6方向を候補に挙げている。
 国が取り組みを進めている重点「道の駅」について、市内での整備の可能性調査を実施。有識者やJA、商工会、市民委員や市の関係部署からなる18人の検討委員会を設置、コンセプト、整備方針、候補路線などを盛り込んだ基本構想の策定作業を進めている。
 これまでに、生活道路の色合いの濃い市道を除いた高速道路、一般国道、県道を対象とすることが望ましいとして、国道1号、国道150号、国道52号、国道362号、主要地方道井川湖御幸線・梅ケ島昭和線、主要地方道清水富士宮線の7路線6方向を候補に挙げた。地域の特色を整理した上で、各地域に求められる道の駅の在り方を検討してきている。
 今後は整備効果を検証し、優先順位付けをしていく作業に入る。現時点では、整備箇所数も整備の有無も未定。実施の方向で動けば、20年度以降に個別案件について整備実施計画の策定に移ることになりそうだ。この場合、民間活力の導入も検討していくとみられる。
 全国「道の駅」は、3月19日時点で1154駅があるが、市内には宇津ノ谷峠の1施設のみ。まとまった駐車台数が確保でき、24時間営業であることなどの条件がある。
 今回の重点「道の駅」は、地方創生の具体施策として、14年から国土交通省が拠点化を奨励しているもの。新規設置やリニューアルなどの企画提案を募り、認可すれば予算の重点配分を行う。具体的には、道路区域内駐車場、休憩施設、トイレ、道路情報提供施設などを、直轄道路事業や社会資本総合交付金等の重点配分などによって支援する。
 この他、特に優れた機能を継続的に発揮していると認めたものを全国モデル「道の駅」、特定のテーマについて「道の駅」の質的向上に資する取り組みを認めたものを特定テーマ型モデル「道の駅」として支援している。


提供:建通新聞社
(2019/4/1)

建通新聞社 静岡支社