国土交通省近畿地方整備局は、2019年度の発注見通しを4月1日に公表する。件数は工事735件、建設コンサルタント業務600件の計1335件。工事のうちWTO対象案件30件を盛り込んだ。
WTO案件のうち、発注規模50億円以上は笠波峠除雪拡幅笠波トンネル工事の1件。第4四半期の発注を目指す。NATM工法で延長1744bを施工。工期は約39カ月。工事場所は兵庫県美方町。週休2日対象工事(発注者指定型)にもなる。
30億円以上50億円未満の大型工事は▽淀川左岸線(2期)2工区堤防整備他工事(第2四半期入札予定)▽洲本バイパス炬口トンネル工事(第3四半期入札予定)▽すさみ串本道路江住第二トンネル他工事(第3四半期入札予定)▽すさみ串本道路有田上第一第二トンネル他工事(第2四半期入札予定)▽大野油坂道路和泉トンネル岡畑地区工事(第3四半期入札予定)―の5件が盛り込まれた。
工種別では一般土木の332件が最も多く、維持修繕111件、通信設備と機械設備各53件、アスファルト舗装32件などとなる。ICT活用工事は214件あり、土工が201件、舗装が9件、浚渫が4件の内訳。
業務は一般競争15件、通常型指名競争93件、簡易公募型競争315件、公募型プロポーザル3件、簡易公募型プロポーザル169件、標準プロポーザル5件を盛った。
このうち、BIM・CIM活用対象業務には、米原バイパス鳥居本地区橋梁詳細設計、大阪湾岸道路西伸部ポートアイランド東部、同中東部、同中西部、同西部の各地質調査、九頭竜川郡地区他堤防設計、日野川西下野地区堤防設計、北川太良庄地区他浸透対策等設計の8件を予定している。
提供:建通新聞社