四万十市は、食肉センターの建て替えに関連し、2019年度予算に事業手法検討事業費1082万円を計上した。今後は事業手法検討を外注するため、公募型プロポーザルを4月中に公告する見通しだ。
基本計画案では施設規模を3階建て延べ7300平方bとしている。総事業費は約53億円を見込んでおり、事業費抑制の可能性を探るため整備手法を検討する。建設にあたって設計、施工などを分離発注する従来方式、設計・施工を一括するDB方式で検討しており、今回の委託で比較検討する他、事業スキームの検討、作業工程なども協議する。
既存施設(延べ3566平方b)は1967年から稼働しており、手狭で老朽化も著しく、現在の基準に対応していない部分がある。このため現在の駐車場として利用している敷地を中心に新施設を建設する計画。施設概要は、けい留施設、と畜解体・内臓処理施設、懸肉施設、冷蔵冷凍施設、部分肉加工施設、給排水施設、衛生管理施設、環境保全施設で、1日当たりの処理能力は豚換算で700頭。HACCP対応可能な施設と設備を予定している。基本計画策定は東洋技研(高知市)が担当。稼働時期は現段階では23年度を予定。
所在地は不破出来島。
提供:建通新聞社