小千谷市は28日、「旧小千谷総合病院跡地整備事業」の実施方針を策定した。事業方式はBTO方式とし、6月に事業者の募集を開始、参加表明書を8月下旬まで受け付け、12月下旬に優先交渉権者を決定する予定だ。
入札参加者は▽設計業者▽建設業者▽工事監理業者▽維持管理業者▽運営業者(開館準備業務含む)▽民間収益事業者−で構成。
資格が、建設業者は建築の総合評点1300点以上で、6年4月以降に延べ面積3000平方メートル以上の公共施設の元請施工実績を有すること。設計業者は一級建築士事務所の登録、6年4月以降に延べ面積3000平方メートル以上の公立図書館の実施設計の元請実績など。維持管理業者は6年4月以降に延べ面積3000平方メートル以上の公共施設の維持管理業務実績など。
計画では、本町1丁目地内の旧小千谷総合病院(RC造4階建て延べ1万9800平方メートル)を解体した跡地にPFI事業により、図書館を中心に郷土資料館、ダンススタジオ、音楽スタジオ、屋内・屋外広場、屋根付き屋外スペース、カフェなどの機能を盛り込んだ施設を建設する計画。規模は延べ3700平方メートル程度を想定している。
15年間の運営を含めた事業費は50億円超を見込んでおり、民間活力導入可能性調査は日本総合研究所(東京都)が担当。
事業者決定後のスケジュールは、20年1月に基本協定、2月に仮事業契約、3月に事業契約を締結。施設整備期間は20−22年度の3カ年で、23年3月の供用開始を目指す。
そのほか、旧小千谷総合病院解体工事については、4月に制限付き一般競争入札で公告し、5月中に選定して仮契約を締結。6月議会での請負承認を諮り、21年3月まで工事を進める。19年度当初予算には20年度までの2カ年継続費10億9000万円を設定している。
設計は長建設計事務所(長岡市稲保)。