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建設新聞社
2019/03/29

【東北・福島】松浦建工所グループを選定/伊達市の高子駅北CCRC事業

 伊達市は、高子地域に居住施設、交流施設などの整備を目指す「伊達市高子地域生涯活躍のまち形成事業」について、民間の建設・運営事業者を選定するため公募型プロポーザルを進めた結果、松浦建工所を代表事業者とする企業グループを事業予定者に決定した。
 代表以外のグループ構成員は、社会福祉法人・ひろせ福祉会、ネットワーク調剤、一般社団法人・アクティブライフだてな(仮称)の3者。
 プロポーザルには同グループのみが参加し、26日のヒアリング審査で事業予定者として特定した。今後は4月上旬に基本協定を締結し、市が事業用地を取得した後の2019年度後半に本契約を締結するとともに、借地権設定契約の協議に入る予定だ。
 市では、阿武隈急行線・高子駅の北地区について、主に首都圏在住の高齢者の移住先とするCCRC構想を進めており、医療や介護を受けることができる地域拠点の整備を目指している。
 計画によると、医療・介護施設の建設用地は、伊達市高子駅北地区土地区画整理組合(樋口幸一理事長)が住宅団地開発事業を進めている伊達市保原町上保原地内の約14fのうち、市が同組合から取得予定の約1・6f。
 今回、事業予定者に選定された松浦建工所のグループは、75人程度が入居可能な賃貸住宅または寮を建設するほか、有料老人ホーム、グループホームなどの老人福祉施設、カフェ、食堂などのコミュニティ施設を整備する計画。
 市では、同グループと借地契約を締結し、早期の着工を目指したい考えで、22年4月の供用開始を目指す。
 なお、施設の運営・維持管理期間は供用開始から30年以上としている。

 提供:建設新聞社