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建設新聞社
2019/03/29

【東北・青森】建築は鴻池組JVが落札候補者/八戸市新美術館の建設

 青森県八戸市は、新美術館の建設を計画し施工者選定へ28日、建築本棟工事、電気設備工事、機械設備工事の3件分離で条件付き一般競争入札(事後審査方式)を実施した結果、建築が応札額19億3690万円で鴻池組・田名部組・東復建設JV、電気設備が応札額3億2400万円でユアテック・溝口電気JV、機械設備が応札額5億9000万円でダイダン・サカモトアクエア・葵工業JVをそれぞれ落札候補者に選定した。3件の工期は540日間。
 落札候補者以外の各社の応札額は建築が竹中工務店・穂積建設工業・石上建設JVの19億4500万円、電気設備と機械設備は落札候補者以外の参加はなかった。
 今回の入札は、先月19日に入札を予定していた建築工事が全社辞退で不調となったことから、翌20日に予定していた設備2件の入札を中止し、再公告していたもの。
 計画では、青森県八戸市番町10の4ほか地内に、S造3階建てで、延べ4881・18平方bの新美術館を建設する。内部にはジャイアントルーム約800平方bのほか企画展向けのホワイトキューブ約500平方b、ギャラリー約200平方b、収蔵庫約710平方bなどを設ける。
 今後、事後審査で落札者を決定するとともに、議会承認等を経て着工、21年夏頃の開館を目指したいとしている。なお、実施設計は、西沢徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計JVが担当した。

 提供:建設新聞社