富山県企業局は19年度、県営発電所老朽化対策事業として4発電所の大規模改良(リプレース)に向けた概略設計に着手する。当初予算に1億1648万円を計上した。
企業局は4水系に16カ所の水力発電所を管理。運転開始から50年以上経過し、構造物の劣化が進んでいるとみられる▽大長谷第2(富山市八尾町中山)▽仁歩(富山市八尾町茗ヶ島)▽室牧(富山市八尾町細滝)▽八尾(富山市八尾町高熊)▽上市川第1(上市町釈泉寺)▽小矢部川第1(南砺市網掛)▽小矢部川第2(南砺市太美)▽若土(富山市山田若土)▽庄東第1(砺波市福岡)▽庄東第2(砺波市増山)―の10発電所を対象に、長期的な見通しに基づく発電設備修繕計画の策定作業に取り組んでいる。
このうち発電所4カ所を先行し、19年度に電気や土木など主要設備の全面更新に係る概略設計を進める。発注仕様書をまとめ、早期に業務を委託する。