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建通新聞社(東京)
2019/03/29

【東京】都 無電柱化推進計画を改定 新たに238`を整備

 東京都建設局は2020年度までを計画期間とする「無電柱化推進計画」を改定した。18年度までとなっている現行計画の期間を20年度まで延長し、新たに都道約89`を含む約238`を整備する。これまで進めてきたセンター・コア・エリア内の路線に加え、環状第7号線の内側エリアの路線や、区市町村庁舎や災害拠点病院などと連絡する路線などの整備を重点的に実施する他、区市町村道で防災に寄与する路線の補助率を拡充。島しょ部で整備手法の検討とモデル路線の整備に着手する。
 14〜18年度を期間とする現行計画(第7期)を踏まえつつ、改定計画では、国道と区市町村道を含めた都内全体での整備計画延長に新たに約238`を追加し、20年度末までに整備を完了させる道路の延長を約1154`(国道約69`、都道約806`、区市町村道約279`)とする。
 都道については、環状第7号線内側エリアと、区市町村庁舎や災害拠点病院を結ぶ路線を整備対象に加え、新たに延長約89`の整備を完了させることとし、都市防災機能を強化する。
 区市町村道については新たに延長約80`を位置付ける。道幅の狭い道路で低コスト手法の導入などの検討を行う区市町村を対象とした「チャレンジ支援事業制度」を継続しつつ、防災拠点に接続する区市町村道など「防災に寄与する路線」での補助率を引き上げる。
 島しょ部では、台風など自然災害が頻発している状況を踏まえ、防災力と景観を向上させるため無電柱化の取り組みを加速することとし、大島と三宅島で整備手法の確立に向けた検討と、八丈島でモデル路線の整備を実施する。

提供:建通新聞社