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　鳥取市江津にある県立中央病院の建て替えに伴い計画している同病院に隣接する県立養護学校と同病院との連絡棟新築整備工事のうち、既存通路解体工事に伴う準備工事が４月に発注される。準備工事は、設備関係の移設などで、概算工事費を見込んでおり、管工事Ｂ級が発注対象になるものとみられる。このほど県総務部営繕課で起工設計がまとまったことから、発注業務を担当する東部建築住宅事務所に近く設計図書などを引き渡す予定。
　県は、関連事業費として、２０１９年度当初予算案に事業費２億円あまりを計上している。中央病院の建て替えにより、使用できなくなる鳥取養護学校から中央病院への連絡通路に代わる連絡棟などを整備する。また、建物を共同で使用している鳥取療育園が中央病院外来棟に移転することから、学校の狭隘化を解消するため、鉄筋コンクリート造２階建ての管理教室棟などの内部を改修する。
　計画では、鉄筋コンクリート造平屋建て約２４０平方�b連絡棟、鉄筋コンクリート造平屋建て約80平方�bの渡り廊下を増築するほか、同棟１階にある鳥取療育園の移転に伴う関連予算で鉄骨造平屋建て約70平方�bと約40平方�bの車寄せ屋根を設置する。また、同棟１階にある鳥取養護学校の内部改修は、19年度から21年までの３期に分けて行う。19年度の１期工事は、20年度にトイレ、更衣室などの内部改修を計画している同棟２階にある鳥取看護専門学校と合同（予算）で校舎東側に新設する玄関工事などを行う。
　19年度は、準備工事が終わった後、本工事に７月から着工する見通し。概算工事費は、建築が約１億３０００万円、電気設備が約１０００万円、機械設備が１４００万円あまりを見込んでいる。６月までに工事発注する見通し。
　また、20年度には、２期工事として、療育園跡整備の内部改修、鳥取看護学校のトイレ改修などを計画している。概算工事費は７０００万円あまりを見込んでいる。このほか、鳥取養護学校の特別教室などの冷暖房設備改修を計画している。概算工事費は５００万円未満になる見通し。同校特別教室などの冷暖房設備改修工事を計画している。３期工事となる21年度は、鳥取養護学校の内部改修などを計画している。概算工事費は２６００万円を見込んでいる。実施設計業務は、白兎設計事務所（鳥取市）が担当した。

日刊建設工業新聞