県長浜土木事務所は、米原市の長岡で計画している大野木志賀谷長浜線の「長岡バイパス道路整備」について、新年度からバイパス道路の第三橋梁「仮称・天野川橋」の架設(新設)に係わる詳細設計に取り組む。
事業を管轄する長浜土木事務所の道路計画課ではこのほど、担当コンサルをエフウォーターマネジメント(大津市)に決め、年内の完了を目途に新年度から詳細設計を進めていく方針。さらに、時期は未確定ながら新年度の4月以降、第1四半期の早期に長岡バイパスの初工事が発注(入札公告)となる模様。
大野木志賀谷長浜線の長岡バイパスは、長岡地先の山東図書館近隣にある「長岡北交差点」から南下し、米原市役所山東庁舎前を通り長岡交差点を経由し、北東へと走る現道の大野木志賀谷線に対して、長岡北交差点から東へ田園地帯を真っ直ぐに伸び、県道へと接続する「新たなバイパス道路」を新設整備するもの。
バイパス道路は、片側に3b幅の歩道を設け、全幅11・5bの2車線とする計画で、バイパス道路の計画路線上を横断する天野川と弥高川、農業用排水路に、それぞれ新橋梁を架設する予定。17年度には3橋の橋梁予備設計(担当・復建調査設計/滋賀事務所)を終え、弥高川と排水路の新橋梁に係わる詳細設計(担当・湖北エンジニアリング)を今年度事業で進めており、新年度からは残る天野川に架かる新橋梁(写真)の詳細設計を進めていく予定。
計画によると、仮称・天野川橋は、全長32・1b×幅員12・5b。形式を鋼単純鈑桁橋とし、コンクリート鉄筋構造で逆T式橋台2基を設置する(詳細設計で変更の可能性あり)。
一方、バイパス道路整備については、測量や詳細設計等のコンサル業務が17年度で完了し、今年度からは用地取得がスタートしており、引き続いて19年度も用地取得を進めるとともに、地元との協議・調整等を図りながら今年度上半期には着工準備を終え、バイパス道路整備に向けた用排水路工および盛土工等の「初工事」を開始する方針。
提供:滋賀産業新聞