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建設新聞社
2019/03/28

【東北・山形】可動屋根で約113億円、モンテ新スタジアム基本案を発表

 新スタジアム推進事業(山形市香澄町3の2の1 寒河江浩二代表取締役)は27日、Jリーグ2部の「モンテディオ山形」のホームスタジアムとなる新スタジアムの整備基本計画を発表。県ほか関係機関に対する働きかけを開始した。順調に進めば、2025年度の供用開始を目指す。
 これは現在、山形県天童市山王地内にある県総合運動公園陸上競技場(NDソフトスタジアム山形)がモンテディオ山形のホームスタジアムとして使用されているが、国体会場として建設され、築後25年以上経過し老朽化していることやJリーグの基準を満たすことが求められており、新スタジアムの整備を図るもの。
 基本計画では、新スタジアムは天然芝のサッカー専用スタジアムとし、収容人数は1万5000人〜2万人。建設費は1万5000人で約65億円、2万人で約78億円、2万人収容かつ可動屋根式で約105億円を試算。このほかICT関連で5億円、造成・外構で2・5億円〜3億円を見込む。可動屋根式で2万人収容では最大約113億円程度となるもよう。
 事業手法は民設民営、公設民営(指定管理、DBO、PFIなど)、公設公営が考えられるとし、2019年度にも整備主体を公募したい意向だ。公募に当たっては建設場所、建設手法、運営・維持管理手法、付帯施設などで具体的提案を求め、建築、土木を含む学識経験者などで構成する委員会で審査する考え。
 特に場所要件では、確実な確保性、土壌の安全性、法規制に係る解決の見通し、複数のアクセス手段―などが評価される予定だ。

 提供:建設新聞社