県県土整備部営繕課は、今月19日の指名競争入札で「(仮称)県立東葛飾地区特別支援学校校舎新築工事実施設計」を鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)に委託することを決めた。委託金額は予定価格5449万7000円(消費税抜き)に対し4392万円(同)。委託工期は本年11月29日まで。新年度は県予算に事業費1億900万円を計上しており、実施設計のほか、外構工事も予定している。同課は、県教育庁からの委託を受けて発注業務を行った。
同校の建設場所は流山市名都借140地先で、流山高等学園第2キャンパス敷地内。敷地面積は3万2006・84uを見込む。120人規模の生徒増に対応できる施設を整備する。建物は教室棟、食堂棟などで構成。建物規模は、教室棟がRC造3階建て延べ約4509u、食堂棟がS造平屋建て延べ約435uで、その他の施設を合わせた総延べ面積は約5119u。事業スケジュールは、新年度で実施設計を行い、実施設計完了後に着工し、22年度内の開校を目指す。基本設計は竹江設計事務所(鎌ケ谷市西佐津間1―18―1)が担当した。
特別支援学校の整備ではこのほか、県教育庁が新年度で市原特別支援学校教室棟増築工事と桜が丘特別支援学校増築の実施設計を実施する。
桜が丘特別支援学校の新年度事業費は3800万円を予定。建物規模はRC造平屋建て延べ約1100uで、57人規模の増加に対応する。新年度で実施設計を行い、20年度に着工、21年度の竣工を目指す。本年度は基本設計を東宏設計事務所(千葉市中央区新千葉2―1―8)が担当した。
一方、市原特別支援学校は、今月13日の入札で建築を、鵜沢建設が予定価格1億9780万円(消費税抜き)に対し1億9000万円(同)で落札。設備は今月19日の入札で、電気設備を大崎電設が予定価格3498万円(消費税抜き)に対し3148万2000円(同)、機械設備をオリエント工業が予定価格3387万円(同)に対し3290万円(同)でそれぞれ落札した。工期はいずれも20年2月28日まで。
増築は教室棟と渡り廊下が対象で、規模は教室棟がS造2階建て延べ784u、渡り廊下がS造平屋建て延べ104u。これにより、56人規模の増加に対応する。設計は東宏設計事務所が担当。