豊田市は、道の駅「どんぐりの里いなぶ」のどんぐり横丁とテーマ館を増築するとともに、リニューアルを計画している。現在、当初の計画内容を見直し設計工期を10月11日まで延長して詳細を詰めている。工事費は2019年度の補正で予算化を図る方針で、順調にいけば、20年3月の市議会承認案件として12月ごろに発注する見込み。
当初計画によると、増築面積はどんぐり横丁が約460平方b、テーマ館が約24平方bを想定していたが、増築規模を抑える方向で計画の見直しを行っている。どんぐり横丁では、パン工房やパン生地加工場、食堂エリアを拡大させる他、エレベーター設備、多目的室、男子更衣室、倉庫などを配置する。また、増築計画に伴う渡り廊下の撤去と再整備を行う。
一方、テーマ館では調理場を増築し、ギャラリーをカフェに改修する他、スロープなどの外構整備を行う。
同施設は、道の駅の物販施設としてどんぐり横丁を1999年に建築、05年に増築した。現在の規模は鉄筋コンクリート造と木造の複合構造で、2階建て延べ1154平方b(渡り廊下部60平方b含む)。テーマ館の規模は鉄骨造2階建て延べ438平方b。
設計は創設計(豊田市)が担当。所在地は豊田市武節町針原22。
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建通新聞社