トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北海道建設新聞社
2019/03/27

【北海道】下水処理センターの汚泥焼却炉改築を5月にも公告 旭川市

 旭川市水道局は、下水処理センター1号汚泥焼却炉改築を設計施工一括のデザインビルド方式で、5月下旬にも総合評価方式による一般競争を公告したい考えだ。8月下旬に開札し、2019年度は詳細設計に取り組む見通し。20―22年度に27億1000万円を上限とする債務負担行為を設定し、工事を進める段取りとなっている。
 神居町忠和287にある下水処理センターには、流動床式の汚泥焼却炉2基が設置されている。1996年3月に完成した1号炉は1日当たりの処理能力が80dで、01年3月竣工の2号炉は60d。格納する上屋の規模はS造、地下1地上4階、延べ4765m²となっている。1号炉の耐用年数が経過したことから、センター敷地内に改築する。
 新たな施設は人口減少などを加味し、処理能力を2号炉と同じ60dとする見通し。流動床式を基本とするが、環境性能の高いタイプが各メーカーから出ているため、より性能が高いものを導入していくことも視野に入れている。
 このほか、焼却炉に付随する電気工事、施設の地下部分と上屋を建設する土木・建築工事も焼却炉とは別に20年度に発注する方針。電気工事などに関する実施設計も19年度中の入札を予定しているが、焼却炉の規模が決まらないと設計を進めることができないため、焼却炉詳細設計の進ちょく状況を見ながら適切な発注時期を検討していく。
 市水道局は19年度予算に焼却炉改築詳細設計に4060万円、電気と土木・建築工事の実施設計に5100万円をそれぞれ計上している。