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建通新聞社
2019/03/26

【大阪】大阪市 扇町総合高に新校舎建設へ

 大阪市は、市立普通科系高校3校を再編整備し、現扇町総合高校敷地に新高校を開設する。新校舎の建設や既存校舎の改修などを予定しており、2019年度に仮設校舎の建設と既存校舎の解体工事に着手する。20年度に新築工事、21年度に改修工事にそれぞれ着手し、22年度の開校を目指す。
 再編整備の対象となるのは、市内にある西、南、扇町総合の3校。扇町総合は、北区松ケ枝町1ノ38に位置。既存施設は校舎棟4棟と体育館で構成している。このうち敷地東側の校舎棟の老朽化が進んでおり、解体して跡地にボリュームアップした形で新校舎を建設する。新校舎の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ5000平方b程度を想定、学級規模は1学年6学級を見込む。
一部の校舎棟や体育館は残し、改修して利用する方針。新築工事と改修工事は一括して発注する見通しだ。
 実施設計は内藤建築事務所(大阪市中央区)が担当している。
 また、再編後の西高校(西区北堀江4ノ7ノ1)については、過大規模化が見込まれる堀江小学校の分校を整備して活用する方針。
 市ではこれまで、普通科系の市立高校7校を対象に再編整備の方向性を検討してきた。このうち英語科や情報科学科、国際観光やマーケティングなどを学ぶ総合学科がある西、南、扇町総合の3校について、それぞれが持つ特色を発展させるため、再編整備の方向性を決定した。

提供:建通新聞社