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建通新聞社(東京)
2019/03/25

【東京】埼玉県東部に高規格道路を検討 地整

 国土交通省関東地方整備局は、埼玉県東部の国道16号から外環道にかけての区間を対象に、高規格幹線道路の新設を検討する。埼玉県東部地区道路検討会(仮称)を立ち上げ、効果的な整備手法を考える。3月22日にさいたま市内で開いた埼玉県渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ(WG)で明らかにした。
 同WGでは、2018年から圏央道以南を渋滞対策の検討エリアに追加。22日の会合では、特に交通渋滞が深刻な区間として、埼玉県東部を南北につなぐ国道4号とその周辺の道路を挙げた。付近では物流施設の新規立地などによりさらなる交通需要の拡大が見込まれるため、既存道路の利用改善だけでなく、高規格な道路の新設を検討することにした。
 同WGで関東地整は、新たに道路が必要な区間として、埼玉県東部を通り、東京都と茨城県をつなぐネットワークのイメージを示した。このうち東京都側の、国道16号〜外環道をつなぐ約18`の区間を対象に、先行して整備手法を検討することにした。
 この他、圏央道以南のエリアでは、埼玉新都心線〜東北道間を中心として渋滞が多発するエリアが広範囲に分布。今後、主要な路線の利用状況などについて、同WGでさらなる交通分析を行い、東西方向につなぐ交通ネットワークなどの対策の具体化に向けて検討を進める。
 同様に、首都高速道路埼玉大宮線から北方向に、圏央道へとつなぐ道路ネットワークについても、同WGの中で計画の具体化を検討していく。

提供:建通新聞社