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　京都市は、中京区の元離宮二条城の本丸御殿について、現在進める保存修理工事と並行して、バリアフリー化や防犯など公開に向けた工事を32・33年度に進め、工事が完了次第、公開する考え。
　現在、本丸御殿台所及び雁之間保存修理工事を伸和建設で31年３月31日まで、本丸御殿玄関ほか２棟保存修理工事を伸和建設−上宗建設特定建設工事ＪＶの施工で34年３月31日までの工期で進めている。
　公開に向けた工事の整備内容は、内部が段差解消等バリアフリー化、床の養生、空調、什器、電気（照明、コンセント）、防犯カメラ、配線（照明用配線、コンセント用配線、防犯カメラ用配線）、外部がトイレ、下水管、上水管、電気埋設、防犯カメラのほか、エントランス施設（透過性のあるデザイン）新設を予定。
　30年度にまとめた基本計画を踏まえ、31年度に実施設計を進め、32・33年度に工事を実施する。トイレ新設は32年度に基本・実施設計を行い、33年度に工事を実施する。工事完了後、34年度からの公開を目指す。