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　白山市は、北陸新幹線白山総合車両所（宮保町地内）の近接地で計画される観光用の案内施設「（仮称）ビジターセンター」について、当初予算案に関連費７３１０万９０００円を盛り込んだ。新年度に候補地の測量や展示設計に着手したい考えだ。
　同センターについては事業主体や費用負担が未定だが、国の地方創生推進交付金を活用し、事業を推進。今年度は、基本計画・基本設計を丹青社（東京）に委託して業務を進めている。
　同センター整備のあり方を検討する自民党のプロジェクトチーム（ＰＴ）が春に開かれる見通しであり、先の会見で山田憲昭市長は「ビジターセンターの形や位置付けなどが新年度に見えてくると思う。ＰＴでの議論が加速するよう、積極的に参画していきたい」との認識を示した。
　同センターは、鉄道に関する資料館のようなイメージとしている。ＰＴに対する市の要望によると、延べ床面積は約３０００平方メートルを想定。新幹線関連の展示や鉄道技術、周辺の観光名所などを紹介するほか、訪日外国人や小中高生向けの体験学習などへの活用が見込まれている。