松山市は、新垣生学校給食共同調理場新築に向けた設計を根津設計(松山市)に委託した。2019年度に基本・実施設計を完了させ、20年度着工、22年度供用開始する。整備事業費は建設費が13億9500万円、厨房機器費3億6900万円、什器備品費2000万円を見込む。
新調理場は、たちばな調理場と垣生調理場を統合して鉄骨造2階建て延べ約3000平方b、7000食規模の施設を建設する。
今後、6月までの3カ月間で基本設計をまとめた後、実施設計に移行し20年3月に完了させる。計画では20年度の早い時期に建築工と造成工などを発注し、工期は建築工が13カ月間、造成工を4カ月間と見込む。造成工の設計は6月ごろ外注される。建設場所は東垣生町650ノ1他の5938平方b。
新設する共同調理場から配送する学校は、垣生小、さくら小、垣生中、余土中、たちばな小、西中、双葉小、雄郡小、雄新中、余土小。また将来的に児童数が減少した際にはおおむね7000食の範囲内で味生小、味生第二小、生石小、津田中を追加する可能性もある。
市は、17年3月に学校給食共同調理場の老朽化対策や再編計画など今後の施設整備を行っていく上での整備・再編の基本計画を策定している。計画期間は17年度から31年度の15年間。市内には18場の共同調理場、2場の自校式調理場(怒和小、津和地小)があり、日々約4万人の児童たちに学校給食を提供している。
整備・再編計画による新垣生調理場他の建設計画は、新小野調理場や新湯山・桑原調理場、三津浜調理場が計画されている。
新小野調理場は、久米調理場と浮穴調理場を統合して北梅本町の約2000平方bに建設。21年度に設計、22年度から23年度で建設する。規模(概算)は延べ床面積2500平方b、4000〜6000食。事業費は15億7000万円。
新湯山・桑原調理場は、湯山調理場と桑原調理場を統合。24年度に設計、25年度から27年度に建設する。規模(概算)は延べ床面積3000平方b、5000〜7000食。事業費は23億4000万円。建設地は畑寺、下伊台町、北久米町、溝辺町などを中心に検討する。
また三津浜調理場では、27年度ごろに児童数状況や老朽度合調査を実施し、建て替えるか検討する。建て替える場合は29年度から31年度で建設する。規模(概算)は延べ床面積1500平方b、3000食、事業費は9億4000万円。建設地は三津3の約3000平方b。
提供:建通新聞社