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日本工業経済新聞社(群馬)
2019/03/20

【群馬】県浄化槽協会が指定採水員の更新講習を実施

群馬県浄化槽協会(小倉喜八郎会長)は15日、桐生市市民文化会館で指定採水員更新講習を実施した。当日は約220人が参加し、各講義に耳を傾けた。
冒頭、小倉会長は「本日の更新講習を期に法定検査を確実に実施していくことの認識を新たにし、適正な指定採水員の業務に一層励んでいただきたい」と述べた。
講習会では県環境森林部廃棄物・リサイクル課の志村維大氏が「法令及び法定検査全般に関する事項」を解説。続く「指定採水員業務全般に関する事項」は、群馬県環境検査事業団の小林幸夫氏と真下英次氏が講師を務めた。また、群馬県計量協会環境分科会の新井由雄氏が「汚水処理技術の最新情報に関する事項」について説明した。
指定採水員制度は2006年の改正浄化槽法施行に伴い創設された。同法11条に定める浄化槽の定期検査で県指定検査機関の検査員に代わり、指定採水員の有資格者が水質検査のための採水ができる制度。
創設当初は資格の有効期間を3年としていたが、15年から5年へ延長。今回は5年になってから初の更新講習会となった。
県内に設置されている約30万基の浄化槽のうち、法定検査が行われているものは17年度末時点で73・8%。同協会を含めた浄化槽関連4団体では、17年度から3カ年で法定検査の受検率80%を目指し、法定検査強化対策事業を展開している。