東近江市が、11万人都市の中心部に必要な都市機能を充実させ、賑わいの創出を目指す近江鉄道八日市駅周辺を対象とした中心市街地活性化事業―。
19年度事業として、駅前市有地を活用した官民連携(PPP/PFI)による「(仮称)八日市駅前交流会館」の整備に向け、パートナー事業者を募集・選定すべく当初予算に官民連携支援業務委託料1900万円を計上した。
活用を検討している近江鉄道駅前市有地は、東近江市八日市本町590他の面積約1482平方b。駅前広場の南側に位置し、南側の一部は隣接するホテル「ルートイン東近江八日市駅前」の駐車場として暫定利用されている。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率500%。
市は、(仮称)八日市駅前交流会館を、鉄道利用者、市内への観光客、中心市街地を訪れる市民をターゲットに、交流と観光拠点機能を有し、公有地活用という視点に留まることなく「若い世代が訪れたいと思えるワクワクする施設」を整備したいとして、敷地条件から5階建、延約2500平方bの建物を想定。1階に交流・観光物産フロアーを設けるとして、2階より上のフロアーに商業テナントやオフィスとしての市場性の有無やアイデアを把握するため、18年度に国土交通省のプラットフォームを活用したサウンディング調査を実施。一定の可能性の評価を持って、19年度にパートナー事業者の募集に踏み切る。
提供:滋賀産業新聞