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北陸工業新聞社
2019/03/20

【新潟】津川病院の早期建替え/阿賀町長らが医療充実など/花角知事に要望 

 阿賀町の神田一秋町長と町議会の齋藤秀雄議長ら全議員11人は19日、県庁に花角英世知事を訪ね、県立津川病院の早期建て替えを要望した。
 1953年(昭和28)に開設され、現病院は73年(昭和48)に竣工。東蒲原郡唯一の総合、救急病院として地域住民の生命と生活を守る大切な2次医療機関。未耐震なことから、地震による崩壊の危険性など医療体制の充実を強く訴えた。
 はじめに、神田町長は「早期の建て替えの計画に着手してほしい。町民2人に1人が65歳以上のため、今は内科中心だが眼科、泌尿器科、整形、人工透析が大きな課題」と指摘。齋藤議長は幾度となく要望してきたとし「積み重ねてきたことをくんでいただきたい」と要請し、花角知事は「耐震化が進んでいないのは患者、スタッフにとって放っておけない。町民の不安を払しょくできる医療サービスの提供と併せ、計画づくりを考えたい」と前向きに応じた。
 現病院は本館棟RC造3階建て、サービス棟S造2階建てで延べ3882平方メートル。病床数は67床(稼働54床)。17年11月には神田敏郎前町長も同様の要望を行っていた。県と町、病院との協議はこれまでに3回終え、27日にも事務レベルの話し合いが行われるという。

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