静岡市は、都市公園のにぎわい創出へ向けたPARK―PFIなど民間活力導入手法に向けた取り組みを進めており、2019年度第1四半期中には基本計画をとりまとめたい考えでいる。順調なら、19年度内に1園を選定して、事業者公募を行うものとみられる。
現在は、パスコ静岡支店(静岡市駿河区)に委託した基本計画策定業務の中で、10園程度の対象公園、3園程度の先行実施公園の絞り込みを進めている。民間事業者のニーズ調査なども行っている中で、19年度は民間事業者の参入が期待できる1園を選出する。
また、現在、試験的に麻機遊水地で進めているコンテナ設置については、4月以降も希望者を募りながら、設置許可での適用を進めていく。これは、民間事業者が本格的な出店などに向けて、試験的位置付けで取り組めるメリットもある。
都市緑地法等の改正に伴う都市公園条例改正が施行されたことから、官民連携による都市公園のにぎわい創出向けてパークPFIを筆頭に、民間活力の導入手法を検討している。公募対象の民間施設は、公園規模によって専有面積制限はあるが、カフェやコンビニエンスストア、売店、スポーツ施設など選択肢は多岐にわたる。
当面1年1園の実施を見込むが、民間事業者の進出意欲によっては、ペースを速めることも検討している。
提供:建通新聞社
(2019/3/20)
建通新聞社 静岡支社