トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社(長崎)
2019/03/19

【長崎】県立郷土資料センター建設工事の設計プロポ

最優秀提案者に蟹NTERMEDIA
施設解体・埋文調査後、20年度の工事着手

 県は、県立長崎図書館郷土資料センター(仮称)建設工事における設計プロポーザルの最優秀提案者等を明らかにした。4者が技術提案書を提出し、プロポーザル審査委員会が審査。この結果、最優秀提案者に鰍hNTERMEDIAを特定した。なお、次点には且O省建築研究所を選んだ。基本・実施設計一括で、2020年3月までに新施設の詳細をまとめる流れ。現施設解体や埋蔵文化財調査後、順調なら20年度に本体工事に入る。

 プロポーザル審査委員会の委員長は、九州大学持続可能な社会のための決断科学センターの高尾忠志准教授が務めた。このほか、県建築士会の鉄川進会長、県立長崎図書館の林田誠一館長、長崎歴史文化博物館の水嶋英治館長、県土木部の村上真祥参事監、長崎総合科学大学の山田由香里教授、長崎大学大学院の渡辺貴史教授といった6人が選考にあたった。

 講評の中で高尾委員長は最優秀提案者に対し、「利用者および運営者の双方にとって利便性の高い配置計画であった」と評価。「一方で当該施設は、長崎県の郷土資料を収集・提供する施設であることから、その重要性を踏まえ、歴史性を反映させた意匠については、今後、十分検討してもらいたい」と期待を込めた。
19年秋頃に現施設の解体に入る予定。現在の県立長崎図書館の敷地で同センターの建設を計画。埋蔵文化財調査の進展によってはスケジュールが変更する可能性もあるものの、20年度から21年度にかけ約1年の工期で建築工事を行う計画。工事完成後に開館準備を進め、早ければ21年度中に開館となる運びだ。

 設計の結果、若干の規模変動は考えられるが、県がこれまでに策定した整備基本計画によると、整備面積は概算で2000平方b規模の見込み。耐震基準を満たす新書庫442平方bを残し、1558平方bを基準として新たに増築する形をとる。駐車スペースに関しては、可能な限り多く確保する予定でいる。

ksrogo