建設新聞社
2019/03/19
【東北・宮城】宮城刑務所北収容棟新営の建築など3件を公告
法務省は、WTO適用となる宮城刑務所北収容棟新営に伴う建築、電気設備、機械設備の3件の一般競争入札を公告した。施工体制確認型総合評価落札方式(技術提案評価型S型)の対象で、開札は建築が6月19日、電気と機械の2件は同じく21日に行う。
申請書等の提出は3件とも4月8日までで、技術提案書は建築が5月16日、電気と機械は同17日まで、入札書の提出は建築が6月18日、電気と機械は同20日までとなっている。また、3件とも段階的選抜方式を適用し、企業の技術力および配置予定技術者の技術力の評価点合計の上位10者までを選抜(参加資格を満たすものが10者未満の場合はすべて)する。
参加資格は、建築が建築一式工事の認定を受けた単体または2社のJV。このうち、単体およびJVの代表は建築一式工事の総合数値が1200点以上で2004年度以降、元請けとして完成引き渡しが完了したS、RCまたはSRC造4階建て以上かつ延べ8000平方b以上の庁舎の新築または増築の施工実績を有することなど。JVの構成員は同じく総合数値が1000点以上など。
また、電気は電気工事の認定を受けており電気工事の総合数値が1100点以上など。機械は管工事の認定を受けた単体またはJVで、単体およびJVの代表は管工事の総合数値が1100点以上など、JVの構成員は同じく950点以上などとなっている。
今回の工事は、仙台市若林区古城2の3の1地内にある宮城刑務所の建て替えおよび収容規模機能の拡充に伴うもので、RC造5階建て、延べ1万1281平方bの北収容棟をはじめ北保護室棟(RC造平屋建て、延べ121平方b)、北浴室棟(RC造2階建て、延べ693平方b)などの新営と既存施設の改修等を行う。
工事内容は、建築が新営に伴う建築一式工事で使用する主要な資機材はコンクリート約9000立方b、鉄筋約1100d、鉄骨約70d、ガラス約1500平方b。電気は電灯、動力、受変電、発動、通信、昇降機の各設備一式。機械は衛生と空気調和の設備一式。
工期は3件とも21年2月26日まで。設計は類設計室が担当した。
提供:建設新聞社