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建通新聞社四国
2019/03/19

【愛媛】八幡浜市の当初予算案 投資的経費は41億超

 八幡浜市は2019年度一般会計当初予算案として217億2312万円を3月定例会に上程している。前年度当初比は9・7%増。投資的経費は41億8244万円で同比67・8%増となっている。会期は3月26日まで。
 建設関係の主なものは次のとおり。
 耐震フェリー桟橋整備事業に9億円、フェリー桟橋に耐震性能を整備するため19年度はフェリー岸壁築造工事を行う。フェリー駐車場・道路整備事業に2600万円、フェリー桟橋移転のためフェリー駐車場や関連施設を整備する。津波避難施設整備事業に5400万円、新設するフェリーターミナルビル4階部分を避難施設兼展望施設として整備する。八幡浜港老朽化対策工事に3480万円、老朽化が進行している港湾施設に延命化工事を図る。海岸堤防など老朽化対策事業に2850万円、18年度から3カ年で漁港海岸区域内の海岸保全施設の機能診断および長寿命化計画を策定する事業で、19年度は真網代・川之石・西町・喜木津・大島漁港で実施する。第二建設残土処理場築造事業に1億5000万円、地域高規格道路「夜昼道路」および八幡浜東インターチェンジフルインター化による発生残土を受け入れる処理場の築造工事を行う。がけ崩れ防災対策事業に2000万円、日土町中当地区の防災工事を行う。各公共施設ブロック塀改修工事に1939万円、ブロック塀倒壊防止のため早急に対応が必要な公共施設21カ所の撤去や改修を行う。神越地区雨水計画策定事業に3050万円、頻繁に冠水する神越地区で下水道による内水排除を行うため雨水計画を策定する。農地・農業用施設災害復旧事業に1億3163万円、道路橋梁災害復旧事業に1億0607万円、18年度に予算計上した災害復旧事業のうち年度内に着手が困難なものを19年度に振り替える。農地は須川奥地区他4カ所、農業用施設は磯岡地区他3カ所、市道奥梶尾岡線他5カ所、市道鼓尾上線他3カ所。
 小中学校改修工事に1879万円、白浜小学校のプールや保内中学校の管理棟の改修を行う。川之石地区公民館・保内地区交流拠点施設建設事業に1億9162万円、交流拠点施設建設のため用地購入などを行う。保内町並み整備事業に1301万円、保内町川之石地区の建物改修や見学者向け駐車場の整備を行う。重要文化財日土小学校外壁塗装修繕事業に2165万円、中・東校舎の外壁塗装修繕などを行う。市民スポーツセンター改修事業に4944万円、プール屋根改修や雨漏り修繕工事を行う。水産物冷凍冷蔵施設建設に係る調査事業に596万円、新施設を検討するため調査・分析を行う。シーロード八幡浜浮消波堤改修事業に1億6846万円、浮函補修やチェーン更新を行う。大島漁港浮防波堤再整備事業に2億2000万円、防災機能強化を図るため浮防堤防の改良を行う。新町商店街舗装改良事業に4800万円、新町商店街の車両通行が可能となるよう道路舗装工事などを行う。
 また他会計では、港湾整備事業特別会計でフェリーターミナルビル整備事業に3億9600万円、ビルの新築工事を行う。水道事業会計で上水道老朽管更新(耐震化)事業に2億1515万円、15年度から5カ年の計画で進めている事業で19年度は測量設計や送配水管更新工事を行う。市立八幡浜総合病院事業会計で市立病院職員住宅整備事業に2億6564万円、医師住宅A棟改築の設計や用地購入、職員住宅建設工事などを行う。駐車場事業特別会計で新町西駐車場整備事業に1628万円、新町商店街の近接地に駐車場を整備する。
 債務負担行為で20年度まで、津波避難施設整備工事に限度額8280万円、フェリーターミナルビル整備工事に限度額6億0720万円を設定している。

提供:建通新聞社