美波町は、津波被害に備えた事前復興事業として「高台」を整備するため、当初予算に高台整備費約6億6000万円を計上した。工事は進入路と調整池部分からとなる予定。今後、引き続きエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)で設計を進めるとともに、用地買収後、早期の工事発注を目指す。
全体面積約10f。道路2路線(弁才天4号線など)を新設し、平地部分約3f、法面、調整池2カ所、盛土、切土などの土木工事を行う。主に防災公園とこども園を整備する予定で、こども園(日和佐こども園を移転)の敷地は約0・6fを考えている。
工事は進入路と調整池部分から発注する。メインの進入路は国道55号からとなる。入り口は「道の駅」南の山側となる計画。国道付近で軟弱地盤対策を行う予定で、近くに調整池を整備する。
場所は奥河内字弁才天。用地測量は松本コンサルタント(徳島市)、土地評価や物件補償算定は大和経済鑑定所(同)。
提供:建通新聞社