徳島市は、2020〜24年度を計画期間とする「市立保育所第3期再編計画」の策定に19年度から着手する。策定に当たり、現行計画を踏まえ、これまで以上に効果的・効率的な保育所運営が求められているとし、民間事業者の参入促進を念頭に取り組む考え。4〜6月にかけて民間事業者の意向調査を行い、7〜8月にかけて市子ども・子育て支援事業計画とも整合性を図りつつ策定を進め、9月市議会定例会での計画案報告を目指していく。
市では現在、「市保育所の今後のあり方」に基づき、統合、廃園、民間移管、機能強化の視点で第2期再編計画に取り組んでいる。しかしながら、これまで以上に効果的・効率的な保育所運営が求められており、市の厳しい財政事情から公的な取り組みだけでこれらへの対応が困難なことから、次期計画の策定では民間事業者の参入促進を図り、適切な保育サービスの提供を目指すことにした。
策定に当たっては、中学校区ごとに市立保育所の抱える課題(施設の老朽化や土砂災害特別警戒区域内施設の解消、地域の幼稚園教育の需要への対応等)や再編に向けた考え方(市立幼保連携型認定こども園として統合し定員枠の一部を民間事業者に移管、校区内に民間施設を誘致し市立保育所定員枠の移管等)などを示し、民間事業者の意向を調査する。その結果を反映させながら最終的な再編計画を取りまとめることにしている。
提供:建通新聞社