新潟県農地部農地整備課は19年度経営体育成基盤整備事業で、新規6地区および継続72地区の計78地区を対象に推進する予定。当初予算案に工事費63億1385万9000円を盛り込んだ。
計画によると、農業の持続的発展を図るため、生産基盤整備を通じて多様な農作物の生産が可能となる生産性の高い優良農地を確保するのが目的。また、これらの農地を担い手に効率よく蓄積する取組みを推進していく。主な施工場所は新発田および上越、新潟、長岡地域など。
負担区分は一般が国50%(離島および特定地域55%)、県30%(同30%、同27・5%)、地元20%(同15%、同17・5%)、農業生産法人等育成は国が50%(特定地域・離島50%)、県30%(25−30%)、地元は20%(同15−20%)、面的集積(特定地域)については国が55%、県27・5%、地元が17・5%。
ほ場整備率(16年末現在)は県内平均が62・2%であり、全国64・7%、北陸3県(福井、石川、富山)79・9%よりも低い状況だ。北陸3県では17・7ポイントの開きがあるものの、全国比では2・5ポイントと徐々に差は縮まっているという。また、県営ほ場整備事業完了地区における農地利用集積の状況に関しては、集積率が93%(16年度末)。