富山市は、富山駅北口地下広場耐震補強工事について12月ごろに着工、来年秋の完成を目指している。
富山駅北口広場については、現状の面積6100平方メートルから1万100平方メートルに拡張するため、仮広場(2500平方メートル)を設けた後、耐震基準を満たしていない地下広場(約840平方メートル)の壁面コンクリートを75センチ厚くする耐震補強工事を施す。実施設計はパシフィックコンサルタンツが担当。
富山駅周辺地区土地区画整理事業では、県都富山市の玄関口として土地の高度利用を推進し、拠点性を強化する目的から、北陸新幹線建設事業と富山駅連続立体交差事業による在来線高架化にあわせ、駅前広場や都市計画道路などを整備している。
当初予算案には事業費5億5209万3000円を計上。うち工事費が5億640万円で、内訳は▽富山駅北口仮広場整備工事 4000万円▽同地下広場耐震補強工事 3億8000万円▽同駅前広場基盤整備工事 3200万円▽富山駅南西街区整地等工事 5000万円▽富山駅前仮交番解体工事 440万円―。委託費には都市計画道路富山駅横断東線外実施設計業務委託費に2000万円、在来線高架下駐輪施設設計業務委託費に320万円、富山駅前仮交番移転補償算定業務委託などに300万円。ほかに補償金として1800万円を計上した。