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　伊佐市は、経年劣化した「まごし温泉」＝写真＝の建て替え事業に着手する。設計はプロポーザル方式で委託し、６月ごろにも実施要領を公告する構え。２０２０年度までの２カ年計画で整備を進める方針だ。事業費の上限は５億円。　
　同温泉の所在地は、菱刈前目７１１−１。市民の健康づくりや介護予防拠点の役割を担う施設として00年に開業した。大浴場は築18年、後付けした歩行浴場は築15年が経過し、設備や機器の劣化を受けてリニューアルすることを決めた。　
　現施設の構造規模は、Ｓ造平屋建て約６００�u。建て替えは同敷地内に行う計画で、事業は２カ年で予定している。　
　19年度は当初予算案（介護予防拠点施設費）に５０００万円の委託料を盛り込み、プロポーザル方式で設計に着手。６月中にも公告を行う見通しで、新たな規模や施設構成などの詳細は設計の中で詰める。　
　施工まで含めた事業費（上限）は５億円。市では20年度の債務負担行為に４億５０００万円を充て、「21年４月のオープンを目指して整備を進めていく」（長寿介護課）としている。