石川県商工労働部産業立地課は、能美市のいしかわサイエンスパーク、金沢市の金沢港東部工業団地の造成費として19年度当初予算に6億9000万円を計上するとともに、20年度の債務負担行為限度額として3億3000万円を設定した。総額は10億2000万円となる。
両工業用地は、企業の進出が決まった場合に予算を執行し、造成に踏み切るオーダーメイド方式を採用。同課によると、現時点で正式に決まった企業はないという。
いしかわサイエンスパークは、北陸先端科学技術大学院大学に近接しており、先端科学技術分野における産学官連携を促進するのが狙い。
金沢港東部工業団地は、同港ふ頭用地に隣接し、県では同港を利用する港湾関連企業の誘致を図っている。