静岡市は、飯田地区複合施設建設で、2019年度当初予算案に関連予算を計上した。飯田生涯学習交流館建設事業費1億6030万円、清水北部地域児童館建設事業費5220万円。工事は、順調なら19年度下半期に発注、20年度半ばの完成を目指す。
発注時期、発注方法ともに未定だが、三保地区複合施設のケースから、建築、電気設備、エレベーター設備の分離発注が予想され、建築など議会案件となる場合は、11月議会案件の可能性が高い。
三保地区複合施設と同様に、生涯学習交流館と児童館の複合施設となる。規模は鉄骨造2階建て延べ約1000平方b(生涯学習交流館約700平方b、児童館約300平方b)を見込んでいる。
基本計画案では、1階部分にロビー、事務室、図書室、児童館を配置。ロビーは、休憩・打ち合わせスペース、児童館、トイレは児童館との共有スペースとする。児童館は、図書室と集会室の一体利用で、遊戯室・児童室を備える。
2階には、多目的ホール、調理室、和室、会議室を配置する。多目的ホールは100人収容、間仕切りで2分できる形式、音響装置とロールスクリーンを完備。会議室は25人用と30人用、一体利用も可能。さらに、和室を1室設ける。
建設用地は、現在の飯田学習交流会館(清水区下野西3ノ19)から徒歩5分ほどの場所にある清水区下野東8他(飯田小学校東側)の下野東団地駐車場敷地、約1000平方b(アスファルト敷き)を利用。駐車場と駐輪場は、道路を挟んだ南東側に施設建設用地と同規模程度の別敷地を確保する。基本計画では、車32台、自転車30台の平置きを想定。
設計は高橋茂弥建築設計事務所(静岡市葵区)が担当、6月末に完了予定。
現在の飯田生涯学習交流会館は、新施設完成後に撤去の方向で、敷地1191平方bのうち借地300平方bの返還分を除く約900平方bについて、活用方法を検討中。
提供:建通新聞社
(2019/3/18)
建通新聞社 静岡支社