大阪市は、2025年大阪・関西万博の会場の一部となる夢洲第2期区域を対象に、万博閉幕後のまちづくりを検討するため、マーケット・サウンディング調査を実施する。対象地の敷地面積は約60fで、会場跡地への導入が考えられる施設や機能などに関するアイデアを募る。
対象地は、大阪市此花区夢洲中1丁目などで、夢洲のほぼ中心に位置する区域。敷地面積は約60fで、このうち約20fの埋め立てが完了している。残り40fについても現在埋め立て工事を進めており、22年度末までに完了する予定となっている。用途地域は工業地域(容積率300%、建ぺい率60%)、準工業地域(同200%、60%)。
万博閉幕後は、原則としてパビリオンなどを撤去し、更地とする予定。今回の提案では、万博閉幕後を対象としている。
マーケット・サウンディングの参加申請・提案資料は4月17日〜5月8日に受け付ける。対象は、同地のまちづくりで実現可能な計画を提案し、実行する意向のある法人または法人グループ。
求める提案は▽万博で生み出されるレガシーを継承し、同地への導入がふさわしいと考えられる施設や機能▽万博の会場コンセプトを対象区域へ継承する方策▽万博の理念や取り組みを継承していくための具体的な方策・計画―など。
市では、参加任意の説明会を3月25日午後2時(参加受付は3月20日まで)から開く。説明会の場所は大阪府咲洲庁舎41階。
提供:建通新聞社