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建通新聞社(東京)
2019/03/18

【東京】公告時に条件明示 関東地整が試行

 国土交通省関東地方整備局は、建設コンサルタント業務などの委託に際し、技術審査段階での条件明示チェックシートの提示を試行する。2019年度の入札・契約、総合評価の実施方針案(コンサルタント業務等)に盛り込んだ。また、事務手続きの効率化に向けて、総合評価落札方式で委託する業務の一部で、参加表明書と技術提案書(実施計画書)の同時提出を求める。いずれも、8月1日以降に手続き開始を公示する業務から適用する。
 条件明示チェックシートは、発注者が詳細設計業務を発注する際に、受注者に対して必要な設計条件などを明示し、発注者の業務履行の責任を明確化するためのもの。現在は契約後に提示しているが、1事務所につき1件程度の業務を対象に、入札公告時の明示を試行する。
 参加表明書と技術提案書の同時提出では、実施能力の確認と参加表明書による技術評価を同時に行うことで、評価・審査を効率化し、事務負担を軽減する。その際、技術提案書の記載も簡素化し、資料作成の負担を軽くする。
 この他、業務成績の評価方法を見直す。関東地整では、局発注業務において、企業(過去4カ年)や、配置予定技術者(2カ年)の業務成績がない場合、他地整など国の機関の成績を評価している。19年度からは、関東エリアの実績だけでなく、全国エリアの実績を評価する際も、発注業務の業種区分に限定して評価するように見直す。

提供:建通新聞社