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滋賀産業新聞
2019/03/18

【滋賀】湖北会 知的障害者入所施設の移転新築

 長浜・米原の湖北地域において、総額11億6000万円の建設事業費を見込む大規模な障害者入所施設の整備が、新年度事業で計画されている。
 これは、社会福祉法人・湖北会(長浜市富田町431―5)が管理・運営する知的障害者の入所施設「湖北まこも」を対象に、開設から今年で35年の年月が経過した現施設の老朽化や生活環境の改善を図るために同法人が事業主体となり、老朽化した現施設に代わって近隣地に新たな施設を新築(移転新築)するもの。
 施設整備にあたっては、国の社会福祉施設等施設整備費補助金(国庫)と、県の民間心身障害児社会福祉施設整備費補助金(県費)、長浜市と米原市の施設整備補助金(支援金)を活用。
 社会福祉法人・湖北会では、これら補助金の内示を待って時期は未確定ながらも早期に(6月〜7月頃)にも入札を行い、施工業者を決め、年度内の完成・20年4月オープンを目指し建設工事を進めていく方針。
 事業計画によると、現施設の西隣り(琵琶湖側)にあるグラウンドを建設用地として活用し、S造2階建、延約3600平方b規模で50床の現施設と同じ生活介護や短期入所・日中一時支援などのサービスを提供できる新しい施設を新築(移転新築)する。設計は、湖北設計(米原市)が担当。
 設計費を含め、建設事業費の総額は11億6000万円を見込み、それぞれ新年度当初予算案に長浜市が9107万1千円、米原市が2542万9千円、両市あわせて総額1億1650万円にのぼる補助金(負担金)を予算計上し、国・県とともに湖北地域における施設整備を支援していく。
 琵琶湖岸近くに建つ湖北まこも(長浜市湖北町海老江1073)は、昭和58年4月に知的障害者入所施設「湖北寮」として開所。湖北地域で障害者福祉事業を展開する社会福祉法人・湖北会の長い歴史の中で、一番最初に手掛けた施設。平成20年4月から新体制への移行により施設名を「湖北寮」から、現在の「湖北まこも」へと変更した。
 開設から35年が経過した湖北まこもは、施設の老朽化や生活環境の改善を図るために数年前から改築等の施設整備を検討、具体化に向けて国や県など関係機関との協議・調整等の準備作業が進められてきた。

提供:滋賀産業新聞