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建通新聞社四国
2019/03/15

【徳島】鳴門市 新庁舎基本設計とCMプロポ開始

 鳴門市は、市新庁舎建設工事の「基本設計業務」と「基本設計CM(コンストラクション・マネジメント)」の各委託先を公募型プロポーザル方式で決めるため、13日付で要領等を公告した。窓口は企画総務部総務課。それぞれ19日まで質問書を受け付ける他、基本設計については3月28日から、基本設計CMについては3月26日からそれぞれ参加表明書と業務提案書などを受け付ける。4月中には各委託先を決め、5月上旬の契約締結を目指していく。
 基本設計については、過去15年以内に同業務と同種(延べ床面積5000平方b以上、免震構造採用の本庁舎新築・改築基本設計)の業務実績などを有し、市の測量・建設コンサルタント等業務の有資格者(1級建築士事務所の登録)を対象に、参加表明書を4月9日、業務提案書を同16日まで受け付ける。同24日に提案者プレゼンテーションを行い、同26日には受託候補者を発表する。
 一方、基本設計CMについては、市の物品等の有資格者もしくは4月5日までに物品等の契約に必要な申請を行い市が適当と認めた者で、CCMJおよび1級建築士が各5人以上所属し、過去15年以内に同種(床面積5000平方b以上の新築・増築・改築)のCM業務実績などを有する者(1級建築士事務所の登録)が対象。参加表明書は4月5日、業務提案書は同12日まで受け付ける。同19日に提案者プレゼンテーションを行い、同23日には受託候補者を決定する。
 業務期間はいずれも11月30日までを見込む。委託料の上限は基本設計が5500万円、基本設計CMが1800万円。
 事業は、新庁舎を現本庁舎や市民会館等が所在する敷地約1万7200平方bに整備するもの。分散する庁舎機能を集約化する他、移転後に敷地内にある既存建物の解体撤去を行い、駐車場を含む外構整備を図る。
 基本計画は大建設計(大阪市西区)が担当。庁舎の規模は延べ1万平方b〜1万2000平方b。概算事業費は税込み約62・2億円(延べ床面積1万2000平方b、免震構造で試算)を見込む。整備に当たっては、実施設計と建設工事を一括で発注するデザインビルド(DB)方式を採用し、基本設計後は速やかに設計・施工者選定作業に移行する運び。
 順調なら19年度の設計・施工者選定、20年度に実施設計と施工、22年度に新庁舎の竣工と供用開始を見込み、駐車場整備や外構工事を経て23年度に全体工事を完了させる。

提供:建通新聞社