坂出市は、京町にあり2019年3月末に休館する市民ホールについて、現在の施設の再開に向けた改修方法などを調査するため、19年度当初予算案に調査委託料400万円を計上した。今回の委託で、舞台照明設備などの改修に伴う調査を行う。
予算案を可決後、多目的ホールなどの設計実績のある設計事務所などを対象に設計業務を委託する見通し。
建設後45年を経過している現施設(鉄骨鉄筋コンクリート造2階一部3階建て延べ2328平方b)のうち、舞台照明設備一式を対象とする改修の他、吊り天井の撤去などを含めた施工方法や事業費算定などを行う。舞台寸法は間口9b、奥行き8b、高さ6・8b。客席数は約800席(1階可動400席、2階固定400席)。
当面、これらの改修を済ませ、その後に施設内のバリアフリー化や給排水・衛生設備の改修なども検討する考え。
市は文京町にある旧市立病院跡地に市民ホールと中央公民館の機能を核とする複合施設の建設を計画したが、財政状況や建築物の用途制限などの課題を踏まえ、18年12月定例議会で綾宏市長は「現施設の長寿命化改修を含め検討する」としていた。
提供:建通新聞社