建設新聞社
2019/03/14
【東北・秋田】建築は130億余で竹中JV/秋田県・秋田市連携文化施設の建設
秋田県と秋田市は、共同で建設する県・市連携文化施設について4件分離で入札し、このうち建築工事と給排水衛生工事の2件の落札者に通知した。両議会の議決を待ち契約する。
2JVが参加した建築は130億8700万円で竹中工務店・大森建設・シブヤ建設工業・加藤建設JV(予定価格131億1000万円)、1JVのみが参加した給排水衛生は6億6770万円で山二施設工業・羽後設備・沢木組・互大設備工業JV(同6億6790万円)が落札した。
建築はWTO対象の一般競争入札で12日の開札。給排水衛生は条件付き一般競争入札で2月19日の開札だった。電気と空気調和は低入札価格調査の対象となっており、早ければ空調はきょう(14日)、電気は20日に通知する。4件とも工期は2021年12月15日まで。実施設計は佐藤総合計画・小畑設計事務所JVが担当した。
建設地は秋田市千秋明徳町地内の1万7401・55平方bで、秋田県民会館の敷地と、隣接する秋田和洋女子高校の校舎敷地。
文化施設はSRC一部S造地下2階地上5階建て、延べ2万2653・08平方bで、2015席の高機能型ホールと806席の舞台芸術型ホールを整備するほか、エントランスロビーや多目的スペース、情報発信スペース、レストランやカフェ、創作室(3室)、研修室(3室)、練習室(9室)、リハーサル室(2室)などを配置する。付属駐車場はS造1層2段、延べ2404・9平方b。
建築の工事範囲は、建築工事、昇降機設備工事、舞台機構設備工事、外構工事一式。外構では雨水排水設備や舗装、植栽、フェンスなど付帯施設一式を行う。給排水は衛生器具設備、給排水設備、消火設備、雨水利用設備ほか。
提供:建設新聞社