2月定例県議会は最終日の8日、一般会計総額3183億円の19年度当初予算など各議案を可決、同意して閉会した。当初予算は統一地方選を控え、政策的経費を見送った「骨格編成」で、前年度当初に比べて6・0%減。ただ、TPP協定発効を踏まえた農林水産業の強化や防災・減災、外国人材受け入れなど、年度当初から必要な経費は積極的に計上した。公共事業費321億円は前年度比32・6%(155億円)減。岩美道路など地域高規格道路の翌年度債務など義務的経費や継続事業にとどめ、新規事業は「6月補正」で肉付けする。
主な事業は次の通り▽米子駅南北自由通路整備支援540万円▽総合的流木対策検討1億4900万円▽郡家警察署耐震改修1億7400万円▽間伐材搬出事業6億9700万円▽鳥取療育園移転整備事業(中央病院旧外来棟に移転)3億6900万円▽米子コンベンションセンター舞台照明・吊物機構設備改修10億2600万円▽県立美術館整備推進事業3900万円
日刊建設工業新聞