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　ＪＲ西日本不動産開発（大阪市）が七尾市和倉温泉で計画の宿泊施設「和倉温泉ＮＫビル開発新築工事」の地鎮祭が７日、同社や工事関係者３０人が出席して行われ、工事の安全を祈った。
　神事では、建築主のＪＲ西日本不動産開発の柴田信社長が鎌入れ、施設運営者の共立メンテナンス（東京）の石塚晴久会長が鍬入れ、施工者である前田建設工業の前田操治社長が鋤入れしたほか、順に玉ぐしを捧げ、神酒拝戴も行われた。
　今回の宿泊施設は、ビジネスホテル「ドーミーイン」や「御宿野乃」などを展開する共立メンテナンスが温泉地にふさわしい和風旅館となり、客室数は１００室。大浴場を完備し、温泉地と足並みを揃え、幅広い客層をターゲットにする。
　建設規模は、ＲＣ造１２階建て延べ８１１７・４６平方メートル（建築面積９７９・８１平方メートル）。場所は同市和倉町ワ３１番、６３番地で敷地面積は１７７９・１１平方メートル。事業停止した旅館「和倉米久」の跡地で一昨年１０月に用地を取得した。完成は２０２０年１０月１５日を予定している。
　設計・監理は、共立メンテナンスのグループ企業である共立エステート（東京都文京区）が担当し、カミムラ建築研究室（同千代田区）が協力している。

「価値体験型」で差別化／ホテルインターゲート金沢／内覧会／伝統工芸のワーク／ショップなど満喫

　グランビスタホテル＆リゾート（東京）は１６日、金沢市高岡町で「ホテルインターゲート金沢」を開業する。７日、報道関係者を対象にした内覧会を開いた。新ホテルブランドの第４号で、北陸への進出は初めて。
　記者会見で同社の須田貞則社長は「価値体験型ホテルとして、ホテル内で金沢の伝統工芸のワークショップ、コト体験を満喫してもらい、地域の価値で未来を変え、他社と差別化していきたい」と述べた。
　金沢の日常生活に浸透している茶の湯の文化を表現する茶筅（ちゃせん）に見立てたコーヒーカウンターをロビーの中心に設けたほか、ホテルの外壁や客室のクロスは金沢城の石垣をモチーフにするなど、館内随所に金沢の歴史や文化に触れる現代的なデザインを施している。
　建築主はサンケイビル（同）で、建設規模はＳ造１２階建て延べ５１６９・８３平方メートル。敷地面積は９６５・６１平方メートル。客室数はダブルおよびツインルームなど計１６６室を用意し、大浴場も備えている。設計・施工は熊谷組が担当した。