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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/02/27

【茨城】日立市が日高小改築に3カ年23・7億円/19年度当初予算案公表


 日立市(小川春樹市長)は27日、2019年度当初予算案を発表した。主な事業として日高小学校校舎改築事業に3カ年総額23億7526万1000円を計上。滑川団地建替事業では団地4棟の建築工事などに2カ年総額13億7149万1000円、産業団地整備事業ではモータープール整備に5億4655万4000円を盛り込んだ。動物園再整備事業ではニホンザル舎の建築工事を実施。新規では鮎川・城南道路整備事業やみやた認定こども園新園舎建設事業に取り組んでいく。
 一般会計の総額は18年度当初比5・2%減の717億3800万円。普通建設事業費は114億8523万7000円で同34・3%の減少。
 新庁舎建設事業や日立港区第3ふ頭地区整備事業、学校給食共同調理場建設事業などの大型事業の完了、大甕駅周辺地区整備事業の概成などが減少の主な理由。
 日高小学校校舎改築事業は、老朽化した校舎を敷地内で建て替えて児童の学習環境改善を図るもの。規模はRC造3階建て、延べ約6000uを想定。設計は且O上建築事務所(水戸市)。順調なら6月ごろ工事を発注。19〜20年度で校舎改築工事を行い、21年2月の供用開始を目指す。21年度は既存校舎の解体を予定。
 学校関係では久慈小学校の屋内運動場改築工事にも着手する。予算額は2カ年8億1722万8000円。規模はRC造(一部S造)約1200u。
 また20年度以降の改築工事に向けて、中里中学校の校舎や十王中学校の屋内運動場で基本・実施設計を策定する。
 そのほか河原子小、金沢小、駒王中の校舎や会瀬小、滑川小、大久保小、河原子小、成沢小、坂本小の屋内運動場でトイレの改修を進める。
 滑川団地建替事業は若年層および子育て世代に対する魅力づくりや高齢者など単身世帯向け住宅整備のため、滑川本町に新たな団地を建設するもの。規模は4棟合計で約4230uを見込む。
 産業団地整備事業は市土地開発公社が先行取得した日立南太田IC周辺の用地などを買い戻し、モータープールを整備するもの。面積は4万1893u。19年度は設計をメインに進め、一部で工事にも着手する予定。供用開始は21年度を予定。
 動物園再整備事業はニホンザル舎の建築工事に2カ年2億4308万5000円を配分。20年10月の供用開始を目指して整備を進める。また猛獣舎の建設へ向けた基本・実施設計にも着手する。
 道路新設改良事業には6億8430万8000円を投じた。19年度から新規で整備を行うのは山側団地防災道路(西成沢町)、市道3370号線(中成沢町)、同6033号線(東大沼町)など。
 橋梁長寿命化事業には1億9175万円を措置。毘沙門橋(金沢町)と東橋(十王町友部東、伊師本郷)で補修および耐震補強工事を実施。3橋の長寿命化設計や、橋梁長寿命化計画の策定も行う。
 新規事業では鮎川・城南道路整備事業に9200万円を予算化。これは山側の団地を結ぶ鮎川町〜城南町の道路を新たに整備するもので、延長は約1800m。19年度は測量調査、地質調査、詳細設計を行う。
 みやた認定こども園新園舎建設事業は、同園に隣接する宮田調理場跡地を活用。本庁地区における公立幼児施設の拠点園としての新園舎を建設する。19年度は基本・実施設計を行う。事業費5227万8000円を付けた。