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鹿児島建設新聞
2019/03/06

【鹿児島】県土木部工事の「4週8休」/1月検査分は17% 

 県土木部の工事成績評定に基づく1月検査分の統計で、「4週8休」相当の実績を上げた工事が17%に上ったことが分かった。同月に完成検査を受けた89件のうち、15件でその実績を確認。工種別では舗装の8件をはじめ、すべて土木系が占めた。建築系の実績は依然少なく、「4週4休」相当との二極化も否めないのが実情だ。 
 工事成績評定での休日評価は2018年2月から実施。1月検査分の内訳は、「4週8休」相当が15件(17%)で、「4週4休」相当は22件(25%)だった。このほか、「4週7休」相当と「4週5休」相当が各2件、「4週6休」相当は3件で、残りの45件(51%)は「実績が確認できなかった工事」としている。 
 4週8休相当の実績は舗装の8件が最多。ほか、落石防護柵、法面工、道路改良などがあり、全て土木系が占めた。発注機関別では、鹿児島と熊毛が3件、南薩、北薩、姶良・伊佐が各2件−など。 
 18年12月末までの実績は93件で、工事総数(1770件)に対する割合は5%。1月末で評価開始から1年が経ち、その件数は少しずつ増えつつある。ただ、4週4休相当との二極化も見え始め、「対策がとれる会社とやりたくてもできない会社の温度差が数字に表れている」(土木部工事監査)との見方が出ている。 
 2〜3月は完成検査が大幅に増加する時期。厳しい声が寄せられている建築系を含め、この数字が年度末にかけてどう推移するか注視したい。

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