高知市は、春野文化ホール「ピアステージ」の耐震補強と長寿命化整備を進めるため、2019年度当初予算案と20年度の継続費を合わせ工事費5億円を計上している。年内に発注し、20年1月の着工を目指す。
ピアステージは、鉄筋コンクリート一部鉄骨、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3529平方bの文化ホール棟、鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ1342平方bの図書館・資料棟で構成。各棟とも開館から20年以上経過し、施設・設備の老朽化が進んでいる他、ホールにあるつり天井が現在の基準に適合していない。
そのため、つり天井の脱落対策、舞台・空調・消防・照明など設備機器の更新を進める他、予算の範囲内で大規模修繕も行う。舞台設備など特殊な工事が含まれるため、一括発注とするか分離発注とするか今後検討する。
天井脱落対策に係る建築設計は新晃総合コンサルタント(高知市)、設備設計は掛水環境研究所(高知市)、長寿命化に係る建築設計はかめお設計(高知市)、設備設計は常石設備設計室(高知市)が担当。場所は春野町西分340。
提供:建通新聞社