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　高浜町は、１９年度当初予算案で「高浜漁港再整備事業」に、１０億１９９９万６０００円を計上した。６次産業施設新築工事に着工する。
　同事業は高浜漁港の老朽化対策や市場機能の集約化を図るため、事代地内に位置する漁港施設を西側の塩土地区に移転させるとともに、市場や荷捌き施設、水産加工施設などの整備を進める計画。
　事業費の主な内訳をみると▽申請支援業務５５０万円▽上下水道管布設工事３７５９万１０００円▽６次産業施設新築工事７億４５００万円▽仮設工事２８１８万８０００円▽施工監理業務１７２５万８０００円▽臨港道路整備工事２０７０万円▽排水路付替え工事２７２６万９０００円▽周辺整備計画策定業務７０４万円▽高浜漁港漁業施設整備補助金１億１９７万５０００円▽６次産業体制構築補助金２４０５万６０００円―。
　このうち、６次産業施設に関しては水産業の魅力向上や付加価値化、安定した雇用の創出を図るための施設として、農水産物直売所や飲食施設を核とする施設となり、地産地消の推進、高浜ブランドの構築、観光客の交流促進を図る。
　計画規模がＷ造一部ＲＣ造２階建て１４９３平方メートル。実施設計はジオ―グラフィック・デザイン・ラボ（大阪府大阪市）が担当。今後、６月議会での工事請負承認を目指し発注準備を進め、１９年度単年の整備を目指している。