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北陸工業新聞社
2019/03/05

【富山】上下全線の高架化が完成/あいの風鉄道富山駅連続立交 

 あいの風とやま鉄道富山駅高架化完成記念式典が4日、富山駅構内南北自由通路で関係者約110人が出席して執り行われた。
 富山駅付近連続立体交差事業による15年の上り線供用に続き、下り線の高架切り換えが完了。式典では、石井隆一知事が「交通渋滞の解消、駅南北一体のまちづくり向け、05年度から事業がスタートした。今後は富山市と協力して、南北の通路、鉄道と交差する道路整備、富山地方鉄道の連続立体交差を進めていき、富山駅周辺の活性化に全力を上げて取り組む」とあいさつ。来賓の堂故茂参議院議員、吉岡幹夫北陸地方整備局長、神雅弘北陸信越運輸局鉄道部長、高野行雄県議会議長、森雅志富山市長が祝辞を述べた。この後、テープカット、くす玉開披で上下線全線の高架化を盛大に祝った。引き続き、下り線ホームで出発式が行われた。
 県事業の連続立体交差は、富山市明倫町〜曙町間の延長約1・8キロ。15年4月にあいの風鉄道上り線、JR高山本線が高架化した。上下線が高架となり、北口と南口の改札口が一本化。乗り換えの利便性が高まるほか、南北の自由な行き来が可能となる。全体事業費は約297億円。19年度から富山地鉄本線高架化の事業に着手する。区間延長は約1100メートル、事業費約120億円。20年3月末までに富山市事業の路面電車南北接続、南北自由通路が完成する。

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