甲良町は、一般会計40億2344万円、特別会計(8会計)26億1231万7千円から成る総額66億3575万7千円の19年度(平成31年度)当初予算案を、6日開会の3月定例議会に上程する。議会の会期は、20日までの15日間を予定。
一般会計の対前年度当初比は0・9%増、特別会計を合わせた総額でも0・01%の微増となり▼甲良町新総合計画に基づく施策の構築▼甲良町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく人口減少対策▼財政健全化の推進▼国や県の動きに呼応した施策の推進と施策・制度の活用▼地域住民との連携強化▼各所属間連携の徹底―の6つの基本方針を踏まえ堅実型の予算を編成。
主なものは、カーボンマネジメント強化事業費に1億5600万円を計上、前年度に策定した「甲良町地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」に即し、温室効果ガスの削減を図る省エネ設備を導入するために、保健福祉センターと役場庁舎、中央公民館の3施設を対象に、照明や空調設備の更新を図る改修工事を実施する。
また、公共施設個別施設計画策定事業費に1400万円を計上、一昨年3月に策定した「甲良町公共施設等総合管理計画」に基づき、19年度から20年度の2ヵ年をかけ、個別施設ごとの具体的な対応方針を定める計画を策定し、個別施設の状態や維持管理・更新等に係わる対策の優先順位や対応内容の実施時期を定める。
さらに、社会資本整備交付金事業費には7100万円を計上、舗装や橋梁・附属物の道路施設を適切に維持管理し町民の命と暮らしを守り、道路の安全かつ円滑な交通の確保を図っていく。
提供:滋賀産業新聞