神奈川県住宅供給公社は、不動が丘団地8・9号棟跡地建設事業の採用企業者を大成ユーレック(東京都品川区)に決定し、2月27日に公表した。賃貸マンション106戸を建設するとした同社の提案内容を評価した。2020年2月上旬の工事請負契約締結を経て、21年2月下旬に引き渡しが行われる予定。
「『共働き世帯が暮らしやすい賃貸マンション』〜忙しい毎日を快適に暮らせる住まい〜」をコンセプトに提案を求めていたもの。大成ユーレックの他、▽工藤建設・奥野設計▽小俣組・DAN総合設計▽ジェクト・上原建築設計事務所▽松尾工務店―が提案図書を提出した。
その中で、大成ユーレックが示した事業スケジュールの短縮、事業費などを評価し、採用企業者として選んだ。
同社が建設する賃貸マンションは、壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ7265平方b。建築面積1943平方b。住戸は106戸としている。
不動が丘団地8・9号棟跡地は、川崎市高津区上作延1122ノ6の一部他の約5871平方b(公社所有3455平方b、神奈川県企業庁所有2415平方b)。15年度に住棟を解体しており、現況は更地となっている。
都心への良好なアクセスという立地特性を生かし、「共働き世帯が暮らしやすい賃貸マンション」として再生することを目指すことになった。
提供:建通新聞社