小松市は、小松空港北西側に隣接の安宅新地区で計画する土地区画整理事業について、当初予算案に1億円を盛り込んだ。新年度は事業認可に向けた関係機関との協議を進め、申請書の作成などに取り組む。
同区画整理の対象地は国有地と民有地が点在する区域32・4ヘクタールで、畑などの未利用地も多い。
現在は市街化調整区域になっており、区画整理の手法で土地の有効活用を図るため、市街化区域編入への準備を進めている。
用地に関する地権者との合意形成も概ね整ったことから、新年度は建物補償に関する調査や幹線道路の実施設計に着手する。22年度末の完成を目指し、事業を進捗させていく。区画整理の基本計画は日本海コンサルタントが担当。
同地区は小松空港をはじめ、北陸自動車道小松インターチェンジ(IC)や安宅スマートIC、JR小松駅に近く、空路・陸路の優れた交通アクセス力が強みとなる。将来的に物流など臨空関連の企業誘致やコンベンション機能の整備を図りたい考えだ。