福井県建築設計監理協会・共生会の合同による恒例の研修会は2月25日開催され、約60人が聴き、働き方改革に理解を深め、対応策について熱心に学んだ。会場は、福井市西開発4丁目の県自治会館で。
講師は、県働き方改革推進支援センターの青木基和氏(特定社会保険労務士)が務めた。時間外労働の上限は原則月45時間で、年360時間(大企業は19年4月、中小企業は20年4月施行開始)。年次有給休暇の年5日取得義務(大・中小企業ともに19年4月開始)等を詳説。円滑運用へ要点を指摘し、トップダウンではなく会社全体で変化するという強い意志を持ち、横断的に会社全体でプロジェクト化する点を挙げた。木村憲一協会理事長と吉田勝二共生会代表世話人が冒頭挨拶した。
アロック・サンワとYKKAPが紹介
研修会第2部として、アロック・サンワKartell福井の橋本真由美氏が「進化するモダンファニチャー」を紹介した。Kartell本体はイタリア製100%で、設立は同社に等しく70周年。デモグラフィックデザインに強みを持ち、カーボンとポリカーボネートを組み合わせたお洒落な椅子など家具類を多数揃え、顧客から店舗が明るくなったと好評という。福井市大願寺2丁目の来店を促した。
一方、YKKAPの鈴木忠氏と米倉伸氏は「ビル用防火設備(通則的認定)の運用停止」についてカーテンウォール・防火開口部協会からの通達内容を経緯も含めて説明した。「非木造低層住宅向けアルミ樹脂複合窓」についても紹介。高い断熱性や防露性能を備え、内観カラーコーディネートが可能。操作性と安全・安心に徹底したこだわりや組立・施工性への配慮などを持つ特長点をアピールした。